歯が抜けてしまった
何もしていないのに永久歯が抜けることがあると、さぞ驚かれることでしょう。
厳密にいうと、歯が抜ける原因は歯周病が原因であることが多いです。
歯周病がある程度進んで来ると、歯並びが以前と変わり、上下の歯の突き上げが強く起こり、噛むたびに歯が抜ける力がかかってしまいます。
そうなると歯のぐらぐらが大きくなってしまい、自然に歯が抜けてしまった、ということがおきます。
また、一本歯を失うだけでも、ほかの歯のあたりが強くなり、新たに強く当たるようになった歯もそうそうにぐらぐらしてしまい、抜けたり、抜けそうになったりしてくる悪循環に陥ってしまうことがあります。
歯が抜けるほどの歯周病がある場合、ほかの歯もぐらぐらとはいかないまでも強い力で噛めなくなっていることが多く見受けられます。
以前は難なく召し上がっていた好物を、噛みにくいので避けるようになってしまっているようでしたら、早急に歯周病治療を始められることをお勧めいたします。
歯を失うデメリット
咀嚼能力の低下
歯がないと、食べ物をきちんと咀嚼することが難しくなります。これにより、食事の楽しみが半減したり、栄養バランスが崩れる可能性があります。
食べ物をしっかり咀嚼することにより、食物の粉砕だけでなく、唾液の消化酵素と混ざることにより消化吸収がよくなり、栄養をしっかり摂取、または唾液に含まれる酵素が食品中の発ガン制を低下させます。
消化吸収や解毒だけではなく、咀嚼運動によって頭部の血流が良くなり、脳細胞の働きを活発化します。
また、味覚も脳に刺激を与えることによって、脳の働きがさらに良くなります。
こういう風に、噛むことには非常に多くのメリットがあります。ですので、逆を返せば、噛めなくなることにより、栄養を吸収できず、脳に酸素と刺激を与えることができない上、発がんリスクも上がってしまうと言えるでしょう。
発音の影響
歯は発音においても重要な役割を果たしています。特に、前歯が抜けてしまった場合、’s’ ‘t’ ‘d’ ‘th’などの発音に影響を及ぼす可能性があります。
顔貌の変化: 歯は顔の形状を保つために重要な役割を果たしています。歯がないと、頬がこけて見えるなどのお顔の変化が起こることがあります。
歯並びの乱れ
抜けた歯の隣の歯や向かいの歯が動き始め、歯並びが乱れる可能性があります。また、歯周病特有の出っ歯になることもあります。
自己意識の変化
歯が抜けると、見た目や話し方の変化から自己意識や自信に影響を及ぼすこともあります。
歯をなるべく見せないように話したり笑ったりすることは、一緒にいる人に「隠し事があるのではないか」と思わせてしまい、人間関係に影響を及ぼすこともありえます。
神谷町デンタルクリニックでは、早期発見と適切な治療を通じて、歯を失うリスクを低減することを目指しています。もし、歯が抜けてしまった場合でも、インプラントやブリッジなどの補綴治療により、見た目や機能を回復することが可能です。一人ひとりの患者さまに合わせた治療を提供し、健康で若々しい元を取り戻すためのサポートを行います。
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虫歯や歯周病、かみあわせなどのお口に関する悩みがある方、いままでの歯科治療が適切だったか知りたい方、セカンドオピニオンが欲しい方、ご自分にとっての最善の治療方法を見つけたい方、現在の口腔内状態を正しく把握したい方はぜひ初診相談をお試しください。