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8020運動とは?80歳まで20本の歯を残すための生活習慣

公開日:2024.05.30
更新日:2024.05.30

「歯の健康は大事だ」と感じている方は多くても、自分の歯で生涯過ごすことのメリットはまだまだ日本では認知度が低いのではないでしょうか。
歯の健康は私たちの総合的な健康と密接に関連しています。特に高齢になっても自分の歯を健康に保つことは、幸せで健康な人生を送るために欠かせない要素です。

そこで、私たちが目指すべきなのは「8020」です。これは、80歳までに20本の自分の歯を残すことを意味しています。日本では1989年より厚生省と日本歯科医師会が「8020運動」をを推進し、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という取り組みが進められてます。(日本歯科医師会HPより)
では、なぜ8020を実現することが重要なのでしょうか?この記事では、8020の意味と、80歳まで20本の歯を残すために必要な習慣を詳しく紹介していきます。

8020の意味とは?8020はなぜ重要なのでしょうか

高齢になっても自分の歯を健康に保つことは非常に重要です。そのためには、「8020」という言葉があります。この言葉は、80歳までに20本の自然歯を保つことを指します。
では、なぜ8020を実現することが重要なのでしょうか?それは、歯を失うと咀嚼や会話などの日常生活に支障をきたすことがあるからです。

自分の歯を失うと、それが入れ歯やブリッジ、インプラントなどに置き換わりますが、その結果として生じる影響は大きいです。まず、自分の歯を失うと咀嚼能力が低下し、硬い食品や食物の細かな食感を楽しむことが難しくなるため、食事の満足度を下げるだけでなく、栄養バランスにも影響を及ぼす可能性があります。
さらに、歯は発音に重要な役割を果たします。音を正確に発するためには前歯が不可欠で、発音が困難になるとコミュニケーションが難しくなることもあります。入れ歯やインプラントは自然な歯と異なるため、口腔内での不快感や違和感を感じることがあり、これはストレスや自己意識を高める可能性もあります。

自分の歯を保つことで、しっかり咀嚼を行い、食事をより楽しみ、また、栄養も吸収することができます。そして、自分の歯を保つことで口腔内の不快感や違和感を避けることができ、ストレスも減り、自信を持って生活することができます。

これらのことから、8020運動の目指す”80歳まで自分の歯を20本以上保つ”という目標は、単なる口腔の健康だけでなく、全身の健康と生活の質を高める上でも極めて重要なものと言えます。

日本や8020の達成状況

厚生労働省が平成28年10月~11月に実施した「歯科疾患実態調査」では、80歳になっても自分の歯が20本以上ある8020(はちまるにいまる)を達成した人の割合が、前回調査(5年前)の40.2%から51.2%に増加していることなどが分かりました。

80歳になっても自分の歯が20本以上ある人の割合は向上していますが、1人平均現在歯数を年齢別にみると、80歳代の平均は15.3本となっています。

引用元:厚生労働省:平成28年歯科疾患実態調査結果の概要より

予防歯科先進国といわれるフィンランド、ノルウェー、スウェーデン等の北欧諸国では8020を達成している割合が高く、残存歯の本数も上回っています。

歯の健康を保つための生活習慣とは?

歯の健康を保つためには、正しい歯磨きの方法と適切な歯ブラシの選び方が重要です。

歯のケアは最も基本的な健康習慣の一つで、歯を長持ちさせるための鍵となります。少なくとも1日2回、朝と寝る前に歯を磨くことをお勧めします。フロッシングも重要で、少なくとも1日に1回行うべきです。これにより、歯と歯茎の間に詰まった食べ物の残りを除去し、虫歯と歯周病を防ぎます。

正しい食生活も重要です。食事の選択は、歯の健康にも大きな影響を与えます。砂糖分が高い飲食物やジャンクフードは虫歯の原因となります。代わりに、フルーツや野菜、全粒穀物、たんぱく質豊富な食事を摂ることをお勧めします。これらの食べ物は歯の健康を保つために重要な栄養素を提供します。

そして重要なのは定期的な健診です。最低でも年に2回、歯医者に定期的に診てもらうことが必要です。これは最低2回ですが、できれば毎月歯医者で検診やクリーニングを受けることをおすすめします。定期的な検診により、問題を小さいうちに捉えて治療することができます。また、歯科医院では普段の歯磨きで困難な箇所のプラークを除去するクリーニングが可能です。

最後に、タバコは口腔内の多くの問題、特に口腔がんや歯周病のリスクを高めるので、禁煙を強くおすすめします。

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