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口腔ケアについて

公開日:2015.10.16
更新日:2015.10.16

まず、歯ブラシですが、短期集中治療の神谷町デンタルクリニックでは先の細い毛と先がフラットな毛が、二段で植えられているものをおすすめしております。

CMの影響もあって、根強い人気のある山切りカットですが
奥歯から前歯までを磨こうとした場合、
山切りカット一本では残念ながらとても難しいです。

山切りカット愛用者の方に特徴的なのは、
奥歯はまぁまぁ磨けていることが多いのですが、
前歯が驚くほどに歯ブラシが当たっていないことが多く、
一生懸命歯磨きしていただいているにも関わらず、
残念なほどに前歯の虫歯が多かったり、
歯肉の炎症が強く見られることが多いです。

普通の形の歯ブラシか、先に述べました2段植毛の歯ブラシが、
お手入れをしやすいかと思います。

(短期手中治療の神谷町デンタルクリニックでおすすめさせていただいている
2段植毛の歯ブラシですと歯周ポケットの中のプラークコントロールが行いやすいです。)

磨き残しは、その場所によって病気が進行するリスクが違うのですが、

特にお気をつけていただきたいところが、
⋆歯の根元(歯と歯肉の境目)⋆と⋆歯と歯の間⋆です。

歯の根元のプラークコントロール不良が続いてしまいますと、歯周病が進行してしまうことと、根元の虫歯は神経を取らなければいけなくなるまでの時間が短いからです。

また、歯と歯の間のプラークコントロール不良は、虫歯の発見が遅れることも多く、そのうえ、特に奥歯では、虫歯の位置にアプローチするために、虫歯の大きさ以上に歯を切削しなくてはいけないことが往々にしてあります。

そこで歯ブラシの次ですが、歯と歯の間のプラークコントロールのためにできれば一日に一度は、フロスをご使用いただければと思います。

歯ブラシだけではどんなに上手に磨けても、残念ながら、まだまだ完全ではないのです。

例えるなら、お風呂に入って体を洗ったときに、
前と後ろだけを磨いて、横を磨いていないのと同じ、
とお伝えしましたらイメージいただけるでしょうか。

そこで、横を磨くときに登場するのが、≪フロス≫です。

一般的には、 糸を適当な長さに切って使っていただくものか、P型のホルダーに入ったフロスがメジャーですが、短期集中治療の神谷町デンタルクリニックがおすすめするのは、
Y字型のホルダーに入ったものです。

みなさまが鏡で見やすい前歯は、どんなフロスを使用しても比較的上手にお使いいただけることが多いですが奥歯、特に上の奥歯に関しては、苦戦されることが多いです。

その、フロスが難しい奥歯に使いやすくされたものが

Y字型のホルダーに入ったフロスなのです。

上手にフロスを歯と歯の間に入れていただけましたら、しっかりと歯に引き寄せて、何度か上下にこすってください。(ここで、上級者には、歯と歯肉の間の歯周ポケットにも
フロスを入れていただいてお使いいただけますと、歯周ポケットのプラークコントロールが可能になります。

ですが、歯肉はとてもデリケートなので、

こちらの使い方をしていただくには、
必ず専門家の指導をお受けいただきますことを、おすすめいたします。)

*フロスをご使用いただいて、いつも引っかかるところや切れてしまうところがありましたら、
被せ物や詰め物があっていないか、歯石がある、もしくは虫歯になっている可能性があります。

そういった場合は、歯科医院の受診をおすすめいたします。

歯並びが比較的揃っていて、ブリッジなどが入っていない場合は、以上のお手入れでほぼ事足りますが、もし、歯並びが不揃いだったり、ブリッジが入っている歯列の方は、
フロスに加えてお使いいただきたいツールがございます。

ブリッジなどは、つながっている部分には通常のフロスが入りません。

そこで、隙間のサイズに合わせて歯間ブラシをお使いいただくか、
歯の根元から通す、特殊なフロスをお使いいただきたいと思います。

*商品名 ソートン スーパーフロス3in 1

被せ物の形態や素材により、プラークを寄せ付け安くなっているものもありますので、
こちらもぜひ、一日に一度はお使いいただければと思います。

また、歯周病などがある程度進行してしまい、歯の根が露出してしまっているような場合は、
フロスだけでプラークコントロールが難しくなっておりますので、フロスを通した後、歯と歯の間の隙間に合ったサイズの歯間ブラシをお使いください。

(こちらのサイズは、歯肉の状況によって、サイズが変わることがありますので、
定期的に歯科医院での専門家のチェックをお受けになることをお勧めいたします。)

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