かみ合わせが悪いと顔が曲がる
公開日:2015.07.25
更新日:2015.07.25
歯が悪いと、美しさにも影響する
実は、歯が悪いと、全身の病気を引き起こしやすいだけでなく、美しさにも影響してきてしまいます。
かみ合わせが原因で、お顔が曲がってしまうのです。まず、あなたのお顔のバランスを確認してみましょう。
まず一枚目は、歯を見せずに普通の状態で正面から自撮りしてみてください。
二枚目は、笑顔の写真を同じように正面から撮影してみてください。どうですか?
あなたのお顔は、左右対称ですか?
あなたのお顔は、左右対称でしたか?
もし、左右で以下のような違いが診られた場合、歯が原因でお顔のバランスが乱れていることが考えられます。
○左右のほうれい線の深さ(長さ)が違う
○マリオットライン(口角から始まるしわ)が、片方だけ目立つ
○左右の目の大きさ(下瞼の位置に)左右差がある
○口角が片方だけ下がっている
○左右の輪郭が違う
○輪郭のどちらかがたるんでいる感じがする
○輪郭のどちらかが張っている(肥大している)感じがする
いかがでしたか??
顔の左右のバランスが悪い場合は、歯科医院へ早期に行くべき
こういった違いが診られた場合、歯の治療をお受けになられて、左右のバランスが整うように、正しく治療してくれる歯科医院へ早期に行かれることを、お勧めいたします。
アンバランスのまま長く放置してしまうと、左右の違いがますます顕著になってしまい、ひどい肩こりや耳鳴り、片頭痛といった症状が出てくることもあります。
さて。では、どうして、こういった左右のバランスの乱れが、歯が原因で起こってくるのでしょうか?
左右のバランスの乱れは、顎の構造の特異性が原因
これは、顎の構造の特異性から来ています。
通常、皆様が顎と呼ぶ分は、解剖学的には頤(オトガイ)と呼ばれるところです。
解剖学的な顎は、大体、お顔の鼻から下、お顔の下1/3をさします。お顔の下1/3をさらに縦に半分に分けて、上顎(じょうがく)と下顎(かがく)と呼びます。
実は、歯が悪いとお顔が曲がりやすいのは、下顎は頭蓋骨に筋肉だけでぶら下がっていることから来ています。
左右の筋肉のバランスが取れていれば、顎はちょうどよい位置にぶら下がり、正しく機能することが出来ます。
ですが、皆様の利き腕の筋肉が発達するように、顎の筋肉も左右、どちらかばかり使っていると、使うほうの筋肉が発達し、下顎は発達した筋肉のほうへ捻じれて曲がってきてしまいます。
それだけでなく、使わない方の筋肉は委縮し、輪郭がぼやけ、ほうれい線が深くなったり、マリオネットラインが刻まれたり。
下瞼も下がってきてしまいます。
どうして、そういった噛み癖が生じてしまうかというと、噛んだ時の下顎の位置は、かみ合わせによって決まってくるからです。
ですので、かみ合わせや歯並びが正しい状態でないと、おのずと噛みやすいほうでばかり噛むことになり、筋肉のバランスが乱れ、お顔が曲がってきてしまいます。
また、正しく治療されていない歯や、虫歯や進行した歯周病などがあっても、そういった場所を避けて噛むような癖がついてしまうため、左右の筋肉のバランスが乱れ、お顔が曲がってきてしまいます。
まとめ
もし、噛み癖があるかも!とお心当たりのある方は、きちんとかみ合わせを診てくれる歯科医院を早めに受診されることをお勧めいたします。