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ラバーダムを使った短期集中治療プロセス(神経を取る根管治療)

公開日:2014.09.02
更新日:2022.01.08

神経や根の治療は、回数が多くかかるのが一般的です。

短期集中治療の神谷町デンタルクリニックでは、神経を取った日にセラミックの被せ物をお入れすることも可能です。

神谷町デンタルクリニックでは、神経の治療が必要とレントゲンより診断されたら、以下のプロセスで神経や根の治療を行います。

神経や根の治療のプロセス

⑴ラバーダムをかける

ラバーダムというゴムのカバーをかけます。

そのラバーダムと歯との隙間から唾液による汚染(唾液の中には、すでにおびただしい数の細菌が含まれてしまっています。)がないように特殊な樹脂で隙間を封鎖し、治療する歯のために手術室の環境を作ります。

手術室の環境ができたら、手術室の内部を消毒して清潔な状態を作り出します。

⑵顕微鏡を覗きながら虫歯に感染した部分を取り除く

顕微鏡で確認するだけでなく、虫歯を染め出す薬剤を用いて、確認の上、虫歯を取り除いていきます。

⑶神経へのアプローチを行う

細菌に感染した神経を取り、神経の管を消毒していきます。

この時、感染した部分を取り除く消毒(機械的消毒)と薬液(次亜塩素酸ナトリウム)で細菌などのたんぱく質を消毒する方法と象牙細管 と呼ばれる中に入り込んだ感染源を取り除くためにEDTAという薬液を用いて、無菌的な環境を目指します。

⑷根管(神経が入っていた管)へ薬剤を詰める

この薬剤で根管を封鎖するのですが、こちらだけでは封鎖の力が弱いので、この後に続く「土台」「被せもの」で歯を1ユニットにするこ とで、こちの中の細菌が歯の根の中に入り込むのを防ぎます。

⑸土台(ファイバーコア)の作成

歯のサイズや根の数に合わせて、芯となるジルコニアグラスファイバーの太さや本数を決めます。

ジルコニアが含まれた樹脂と歯が接着するように、歯を化学的に処理します。

この時も、細菌感染のリスクを避けるために、ラバーダムを使用し、手術室の環境を保った状態で行います。
 

被せものの作成

土台ができたら、ラバーダムを外し、前後やかみ合わせの歯との調和を見ながら、土台の形を調整します。

形の調整が終わったら、カメラで歯の形をスキャンし、パソコン上で歯の形を作成、セラミックのブロックから歯を作りだし、歯にあわせ て装着、かみ合わせを調整して終了です。
 
※根の治療に関しましては、治療の刺激により術後、しばらく痛んだり、違和感が生じる場合がありますが、痛みどめでコントロールできる範囲です。
痛みや違和感は、徐々に改善され、消失していきます。

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