歯ぎしりの種類や体に与える影響とは?

2021.3.8

日本人の約70%が歯ぎしりをしていると言われており、またその多くは自覚がないという事がわかってきました。

一般的に歯ぎしりと言われている「ブラキシズム」には3種類あります。

①グラインディング・・・一般的ないわゆる「歯ぎしり」です。上の歯と下の歯が擦り合ってギリギリと音がする場合もあります。
②タッピング   ・・・上の歯と下の歯が一定リズムでカチカチと合わさるタイプの
ブラキシズムです。
③クレンチング  ・・・ぎゅーっと噛みしめるタイプのブラキシズムです。

特にクレンチングは日中にも行ってる方が多くいらっしゃいます(覚醒時ブラキシズム)。ドラマや映画でのシリアスなシーンや会議中など口元に注目すると頬の噛む筋肉が動いてる人をよく見かけます。
私たちが安静時には、歯と歯の間に2~4㎜の空間がある事が正しく、歯と歯が合わさってる時間は食事の時だけです。
食事の時間を合わせても1日に約15分程度しか歯と歯が合わっていないのが正常とされています。

夜のブラキシズムは睡眠時ブラキシズムと呼ばれており、原因は多岐にわたります。
ストレス・性格・遺伝・服薬・飲酒・喫煙・特定疾患(脳性麻痺などの中枢神経障害、睡眠障害など)などがあげられます。
覚醒時ブラキシズムもストレスなど多くの原因がありますが、睡眠時ブラキシズムと異なり無意識で行われるものばかりでなく意識的に行っており「癖」になってる方もいらっしゃいます。日中は悪習慣を行ってることを認識し、意識的にやらないように行動変容することも重要になってきます。

ブラキシズムは顎関節、筋肉、歯、歯周組織などに悪影響を与えます。
セラミックや歯を割る場合もあり、歯周病を悪化させる原因になります。
また歯肉がさがって歯が伸びたように見えたり、知覚過敏もブラキシズムが原因と言われています。歯や顎を守るためにもブラキシズムをコントロールをすることは大切で、基本的な治療方法は寝るときにマウスピースをすることです。
しかしそれだけでは覚醒時ブラキシズムに対応することができないので日中にもマウスピースを使用してもらったり、ボトックスもお勧めしております。噛む筋肉(咬筋)にボツリヌス菌を注射することで必要以上に歯や顎にかかる力を抑えることができます。

合わせてビタミンB群のサプリメントもお勧めしております。
ビタミンB群が不足すると糖質の代謝がうまく行えず乳酸として体に蓄積していきます。それが原因で歯ぎしり、食いしばりも起こると言われております。また現代人に多い精神的ストレスによって「幸せホルモン」と言われているセロトニンが分泌されにくくなり、うつ病や睡眠障害(ブラキシズムの原因の一つ)が起きたりしますが、セラトニンを生成するのにビタミンB6が必要となります。

またナイアシンと呼ばれるビタミンB3は糖質・脂質・アミノ酸の代謝をあげて血糖値を安定させ酸化ストレス(シミ・しわ・白髪などの老化原因の一つ)を軽減させます。血糖が上がるとアドレナリンが分泌され筋肉が緊張することによってブラキシズムが起こると言われています。

その他、しびれやむくみ、食欲不振、不安、集中力が続かない方や、寝ても疲れが取れない方、ストレス社会に生きる現代人にとても重要なビタミンになりますのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。