新型コロナウイルスと歯医者/歯周病による免疫力低下や歯医者の感染症対策とは
公開日:2020.03.20
更新日:2022.01.08
新型コロナウイルスの感染が拡大していて不安に感じている方も多いかもしれません。
「歯医者に行きたくても、外出したくない」「歯医者での感染が怖い」というお声も耳にします。
そこで今回は、歯医者と感染症対策についてご紹介したいと思います。
※2020.04.20更新
新型コロナウイルスに関して歯医者・歯科治療へ寄せられる疑問やよくある質問はこちら
免疫力と口腔内の関係
感染症に罹患しないように、免疫機能を正しく維持することが重要だと様々なメディアで報じられています。免疫力とは、病気などに対抗し体を守ろうとする力のことです。
睡眠や栄養が不足したり、過度なストレスを抱えていると免疫機能が低下し、病気に対抗できずに風邪や感染症などに罹患しやすくなります。正しい生活習慣を心がけることで免疫力を正しく維持させ、感染症に罹患しないように呼びかけられています。
では口腔内の健康はどのように免疫力に関連してくるのでしょうか。
口腔内で多くの人に見られる慢性炎症は口の中の歯周病や歯槽膿漏といわれる症状です。炎症が発生していると免疫機能がうまく働かず免疫低下につながってしまいます。
また歯周病や歯槽膿漏は、免疫力を低下させるだけでなく、口臭や虫歯にもつながります。治療を先延ばしにしてしまうと、口腔内環境の悪化につながり、結果免疫力が低下してしまう悪循環となってしまいます。免疫力を正しく機能させ、リスクを減らすためにも口腔内の環境を清潔に保つ必要があります。
外出自粛時においても通院は対象外となっております。(3月下旬時点)
虫歯や口腔内に違和感を抱えたままですと状態を悪化させてしまいます。痛みや違和感がある方は早めに歯医者にかかるようおすすめいたします。
外出自粛中にご自宅でできる歯のメンテナンス・ケア方法はコチラをご覧ください
※2020.04.09更新
緊急事態宣言が発令されました。それに伴う当院の対応についてはこちらをご覧ください。
緊急事態宣言で歯医者への受診をご検討の方へ
歯医者での感染リスク
歯科治療では、感染した飛沫コロイドがデンタルユニットの半径10mに及び飛散すると言われています。
同じ空間での歯科治療や仕切りのみの歯科治療では飛沫コロイドを防ぐことができません。そのため、感染症リスクや再発リスクを防ぐためには個室診療を行っている歯科医院を選ぶと良いでしょう。
また使用する器具についても正しく滅菌処理がされているかといった衛生管理についても注意が必要です。
神谷町デンタルクリニックの感染対策について
当院では常日頃より徹底した衛生管理を行っております。
飛沫コロイドによる感染リスク、再発リスクを低減するためにすべての全ての治療は個室で行われます。
治癒率をあげるため、また、再発リスクを下げるために、常日頃より消毒・滅菌を厳格に行っております。デンタルユニットなどの備え付けのものに関しては、患者様の診療が終わるごとに消毒液による清拭を行ったうえで、次の患者様にお使いいただいております。
また使用する器具は、患者様ごとにクラスB滅菌器を使用した器具を使用しております。※滅菌パックの中に入れられた器具は、クラスB滅菌機でないと滅菌できません。クラスB滅菌機の日本での導入率は2%以下(2014年調べ)と言われています。
現在、換気のために診療中は診療室の窓を開放しています。ひざ掛けも準備しておりますが、お越しになる際は、なるべく暖かい服装でお越しいただければと存じます。ご協力をお願いいたします。
また自身に感染が疑われるときは、ご来院をお控えいただきますようお願いいたします。
感染予防を徹底するために、事前に電話でご予約いただいた方しか拝見できないことをご了承いただければ幸いです。
新型コロナウイルスに対して不安に感じられている方に少しでも安心して治療を受けていただける環境をつくるために、スタッフ一同全力を尽くしております。