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一時帰国で歯医者を受診しようと考えている方への注意点、クリニックの選び方

公開日:2025.11.24
更新日:2025.11.24

一時帰国で歯科治療を検討している方へ

海外で生活されている方の中には、「日本に帰ったタイミングで歯の治療を済ませたい」と考える方も多くいらっしゃいます。
国や地域によっては保険制度の違いから、歯科治療に高額な費用がかかる場合があります。また言葉の壁で十分に説明を受けられなかったりと、歯科治療に不安を感じることも少なくありません。
一方、日本の歯科医療は、精密な診療設備と丁寧な説明を重視する医院が多く、海外在住の方からも安心して受診できる環境として支持されています。

しかし、一時帰国の限られた期間で治療を完了させるには、事前準備とクリニック選びがとても重要です。本記事では、一時帰国中に歯科治療を受ける際の注意点や、安心して任せられる医院を選ぶポイントをご紹介します。

一時帰国中に歯科治療を希望する人が増えている背景

近年、海外で生活する日本人の間では「一時帰国のタイミングで歯の治療を受ける」ケースが確実に増えています。
海外では国によって医療制度が異なり、国民健康保険のような社会保障が適用されずに高額な治療費がかかることも珍しくありません。特に欧米やアジアの一部地域では、虫歯の治療ひとつに数万円から十万円近くかかる場合もあります。

また、海外では医師と患者の間に言語や文化の違いがあり、治療方針の説明が十分でなかったり、納得できないまま治療が進んでしまったりすることもあります。
その点、日本の歯科では検査・診断から治療方針の説明、費用の見積もりに至るまで、細やかなコミュニケーションを重視した診療が行われており、安心して治療を受けられる環境が整っています。

一時帰国のタイミングで治療を希望する声は以前から多く、「日本でしっかり治したい」「短期間で精度の高い治療を受けたい」という相談を多くいただいており、実際に当院には一時帰国のお客様がたくさんいらっしゃっています。

一時帰国で歯科を受診する際の注意点

一時帰国中の歯科治療で最も重要なのは、スケジュール管理と事前準備です。
歯の治療には検査・診断・治療計画の立案・実際の施術という段階がありどのような治療であっても、一度の来院で完了できる症例は限られています。
根管治療やセラミック修復のような専門的な処置では、より良い予後を得るために1〜2回程度の治療を行った方が良い場合があるため、滞在期間を踏まえた治療計画が不可欠です。

また、治療の質を高めるためには初診が非常に重要です。
当院は、初診ではレントゲン撮影や噛み合わせの状況、歯肉の状態を正確に把握し、歯の根の形態や炎症の有無を確認します。当院では、初診(3.3万円)を通じて精密な検査を行い、検査結果を踏まえて治療方針をご提案してから治療を開始しています。(*CT撮影が必要な場合は別途1部位7,700円)

費用面についても、海外保険が日本で適用される場合もあるため、事前にご加入の保険会社へお問い合わせされることをお勧めいたします。海外発行のクレジットカードでの支払いや、英語での領収書や明細の発行の可否なども、事前に問い合わせておくとスムーズです。

一時帰国中の治療を効率的に進めるための準備

短期間で確実な治療を受けるためには、帰国前からの準備が欠かせません。
まず、現在の症状や過去に受けた治療の内容、希望する治療期間などをメールで医院に伝えておきましょう。
神谷町デンタルクリニックでは、事前に問診票をダウンロードしてご記入いただき、メールで送付していただくことが可能です。これにより、来院前に症状を把握でき、初診時の診察をより効率的に進めることができます。

また、当院では事前に治療内容と概算費用をお見積りすることも可能です。
「滞在期間が5日しかない」「2回以内で治療を終えたい」といった具体的なご希望に合わせて、治療スケジュールをご提案いたします。詳細な治療金額を見積する前に、概算の金額を知りたい方には、自費診療の治療料金目安にて、過去の治療例や治療回数をご紹介しております。

このように、帰国前から情報を共有することで、限られた時間を最大限に活用した治療計画を立てることができます。

一時帰国中に受けられる主な歯科治療と特徴

一時帰国の期間中でも、適切な設備と技術があれば、さまざまな治療を受けることができます。特に多いのが「根管治療」と「セラミック修復」です。

根管治療は、虫歯が歯の神経にまで達した場合に行う精密な処置で、再感染を防ぐためには、根管の奥深くまで徹底的に清掃・消毒を行う必要があります。
神谷町デンタルクリニックでは、マイクロスコープとCTスキャンを活用し、肉眼では見えない細部まで確認しながら治療を進めます。
再治療が必要な再発ケースでも、多くの場合は2回で完了(2回目で根幹を封鎖した方が余呉が良いというデータがあるため)することが多く、短期間でも精度の高い治療が可能です。※治療回数は歯の状態や感染の程度によって異なります。

また、セラミック修復では、CAD/CAMシステムによって、詰め物・被せ物を来院当日に製作できる場合があります。
さらに、歯周病の治療やクリーニング、定期検診も滞在期間中に行うことができるため、海外生活中の口腔環境を整えるよい機会となります。

一時帰国で歯医者を選ぶときのポイント

短期集中治療に対応しているか

限られた滞在期間で治療を完了させるには、短期集中治療に対応できる体制が整っていることが重要です。
一時帰国の患者さまが多い医院では予約が早く埋まることもあるため、帰国日が決まり次第、早めに相談・予約をしておくと安心です。

マイクロスコープ・CT・CAD/CAMの導入

短期間で高精度な治療を行うためには、最新の医療設備が欠かせません。
マイクロスコープやCTスキャン、CAD/CAMシステムなどを導入している医院では、精密な診断と治療が可能となり、再治療のリスクを抑えながら効率的に治療を進められます。

専門性・実績

治療内容によっては、担当医の経験が治療方針の選択に影響することがあります。
特に根管治療や審美歯科などの高度な治療を希望する場合は、その分野で豊富な症例経験を持つ歯科医師が在籍しているかを確認しておきましょう。
また、海外在住の方の治療実績がある医院であれば、滞在期間に合わせた柔軟な対応が期待できます。

海外在住者への対応実績

海外からのメール相談やオンラインでの見積もりに対応しているかどうかも、医院選びの重要なポイントです。
神谷町デンタルクリニックでは、事前に症状をメールで伺い、お見積りや治療スケジュールを帰国前にご案内することが可能です。
滞在日程に合わせた治療計画を立てられるため、短い期間でも無理なく受診していただけます。

費用と保険の取り扱いについて

日本国内での治療費は、保険の適用状況によって大きく異なります。日本の健康保険に加入していない方は、基本的に自費診療となります。
海外で加入している医療保険が日本国内の治療に適用されないケースも多く、治療費は全額自己負担となることがあります。

そのため、治療を検討する段階で費用の目安を把握しておくことが重要です。
当院では、治療内容や症状に応じて事前にお見積りを提示し、納得のうえで治療を受けていただけるよう配慮しています。
また、海外保険請求に必要な明細書や領収書の英語対応についてもご相談いただけます。

<確認しておくこと>
・海外の民間保険が日本においても使用できるかどうか
・国民健康保険に加入していない方は全額自己負担になる
・自費治療(根管治療・セラミックなど)の目安費用を確認しておく
・海外保険での請求を希望する場合、英語明細書の発行可否を事前に確認しておくと安心

神谷町デンタルクリニックの短期集中治療プラン

神谷町デンタルクリニックでは、マイクロスコープとCAD/CAMを用いた短期集中治療プランを提供しています。
再発した根の治療やセラミック修復など、通常は複数回の通院が必要な治療でも、症例によっては最短1回の来院で完了することが可能です。
治療の質を維持しながら回数を減らすことができるため、海外からの一時帰国中でも安心して治療を受けていただけます。

また、治療前の段階で症状を詳しく伺い、事前見積りを作成することで、帰国後すぐに治療をスタートできる体制を整えています。
海外からの患者さまにも多くご利用いただいており、短期間での確実な治療をサポートしています。

短い期間でも妥協しない治療を

一時帰国の限られた期間であっても、治療の質を妥協する必要はありません。
最新の設備と高度な技術を備えた歯科医院を選ぶことで、再発リスクを低減することができます。海外生活でも歯の不安がなく過ごせるのは安心できますよね。

神谷町デンタルクリニックでは、限られた期間でも、できる限り質に配慮した治療を行う体制を整えています。患者さまの滞在スケジュールに合わせた柔軟な治療計画をご提案し、メールでの事前相談やお見積りにも対応しております。
短期間でも精度の高い治療を希望される方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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