2016年12月07日

Hands of doctor giving health insurance card to senior patient

ラバーダム使用の治療、保険適用はあり?なし?

これから根管治療を受けようとしているあなた。もしかしたら、今、歯科医院を選ぶのに、情報をくまなくリサーチし、検討している最中かもしれません。確かに、根管治療といっても、自費で精密な根管治療を行っているところもあれば、保険適用内で通常の根管治療を行うところまでさまざまです。

しかし、根管治療は歯科医院の腕や設備によって結果が変わるといわれているのも事実。

そこで気になることの一つが、ラバーダム防湿について。果たして保険適用されるのでしょうか?

ラバーダム防湿は根管治療の成功率を上げる

ラバーダム防湿とは、根管治療の際など、できるだけ無菌状態で行いたい治療時に重宝する方法といわれます。ラバーダムシートというゴム状の薄い膜を患者さんの口の上に張り、治療する部位だけを露出して、クランプという金具で止めた状態で治療を行う方法です。

これにより、細菌感染のリスクが減り、根管治療の成功率は格段に上がるといわれています。ある説によれば、成功率は約90%にも達するというのです。

ラバーダム防湿は保険適用される?されない?

では、ラバーダム防湿は保険適用されるのでしょうか?

保険適用は一応されていますが、日本では保険診療でラバーダム防湿を行っている歯科医院はほとんど見られません。

なぜなら、ラバーダム防湿は、平成20年に保険点数の項目が廃止されており、実質0円だからです。当然、ラバーダム防湿を行うにも、材料費や取り付けの作業時間も要するため、実質0円の保険診療で行うと、赤字になってしまいます。

根管治療費でまかなえないのかと思われるかもしれませんが、実は、根管治療そのものの点数も低いため、それほど歯科医院は余裕がないようです。このような事情もあり、現状、ラバーダム防湿を導入している歯科医院は約5~10%以下ともいわれます。

ラバーダム防湿を含む根管治療の費用相場

しかし、国内にはラバーダム防湿の根管治療が受けられる歯科医院が複数あります。しかし、たいていの場合、自費診療でマイクロスコープ使用の歯科医院が多いです。

では、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

マイクロスコープという顕微鏡とラバーダム防湿を併用し、さらに十分な時間をかけて丁寧に治療を行うという根管治療の自己負担費用は、前歯~大臼歯も含めた相場で6万~100万円ほどと幅があります。

他にもCTを使用して歯の内部をしっかりと検証したり、優れた器具を使用したりするなどして徹底的に根管治療を行うことを前提に「この費用」と設定している歯科医院もあるため、よく治療内容と費用を照らし合わせて確認する必要があります。

ラバーダム防湿を用いた根管治療を受けるには、費用がかかる傾向がありますが、成功率を上げるためには必要といえます。

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