顕微鏡を見ながらの歯科治療
公開日:2014.05.26
更新日:2022.01.08
顕微鏡を見ながらの歯科治療、こちらのブログをご覧になっていただいている方で、どれ位の方がお受けになられたことがあるでしょう?
もしかしたら、ほとんどいらっしゃらないかもしれません。
少し古いデータですが、2009年時点での歯科医院での顕微鏡普及率は2.9%。
そうして、ここからが問題なのですが、顕微鏡は、設置したからといって、誰でもが使いこなせるものではありません。
どうして難しいかと申しますと
① レンズを通すと二次元的な像となるため、奥行きがわかりにくい。
②ミクロの単位での診療動作のコントロールが必要になる。
③歯科用の鏡に顕微鏡の焦点を合わせての治療となるため、鏡越しに治療の動きをコントロールしなくてはいけない。
顕微鏡を使いこなして診療を行うには、膨大な時間のトレーニングと根気が必要になります。
ですが、初めて顕微鏡を覗いたとき、とても視力の良い私ですら、
「今まで目を瞑ったまま診療していたのではないか?」
と思ってしまう程に、その見え方は歴然でした。
実際、私が歯科大学生の時の授業でも、治療のうちのいくつかは測定器などは使用するものの、盲目的(見えない状態)に行うもの、とされている物もありました。
顕微鏡を使えば、それまで見えなかった物が全て見えるという訳ではありませんが、臨床における死角は格別に減りました。
このことにより、再発リスクを減らし、より安全で体に優しい治療を行うことが可能となりました。
神谷町デンタルクリニックでは、院長の私、高島自身が受けたい治療、家族やスタッフに行いたい治療をオススメさせていただいております。
お一人お一人の大切な財産である健康を守るお手伝いをさせていただくことが、神谷町デンタルクリニック一同の心からの願いです。
院長 高島