実は不潔な日本人?! 予防歯科の大切さ

2021.4.16

日本人は清潔だと思っている人は多いと思います。
欧米に比べると靴を脱いで生活するので汚れを室内に持ち込まないとか、お風呂やシャワー、シャンプーの回数とか聞いたことがあると思います。
このコロナで日本の「スリッパ」が注目されスリッパが海外で売れてるとニュースで流れていました。

歯磨きの回数も欧米の方は1日朝と晩2回がほとんどで、日本人のようにランチ後に磨く人は少ないようです。
2016年の厚生労働省の調査では1日2回磨く人が49.8%で1日に3回以上磨く人は27.3%と日本人は口腔ケアに熱心な結果となっています。しかし「日本人は口が臭い、日本人は歯が汚い」と言われており、虫歯や歯周病の罹患率は欧米より高いのが現状です。

一体なぜなのでしょうか。

毎日歯磨きしてフロスをしてるのに虫歯や歯周病になりがっかりしたことはありませんか?
虫歯や歯周病をお伝えすると「毎日磨いてるのに・・・」とよく言われます。
セルフケアの方法をお伝えするときに赤く染めて磨き残しのチェックする際にも「毎日磨いてるのに・・・」
歯磨きの目的は歯ブラシと歯磨剤で歯を磨く事ではなく「プラークを除去する事」です。
「磨いている」のではなく「磨けている」事が重要なのです。
歯磨きの回数が多くても歯磨きの時間が長くても、プラークが除去できていなければ虫歯や歯周病になります。

お口の中の細菌が心臓や脳から検出され、心筋梗塞・脳梗塞の原因であることは知られています。その他、糖尿病や誤嚥性肺炎や早産、認知症の原因になるともいわれています。全身の健康はお口からと言われていますが、残念ながら日本では予防歯科がまだ一般的に受け入れられていません。
ようやくCMでも「予防歯科」という言葉を耳にするようになりました。それでも日本は健康保険制度があるので虫歯や歯周病になっても数千円で治療ができます。しかしアメリカなどでは自ら歯科医療保
険に加入しなけけえれば1本治療するのに数万から数十万かかります。スウェーデンでは20歳までは歯の治療は無料(矯正やインプラント含む)ですが、定期メンテナンスとセルフケア指導を受けることを義務化されているようです。国をあげて虫歯や歯周病にならないようにすることが重要と考えられてきました。その為、欧米の方の歯医者さんに通う患者さんの98%は予防が目的と言われています。
みなさんにとってもすごい驚きの数字ではないでしょうか。

では予防歯科は何をするのでしょうか。
目的は「歯を守る事」それは虫歯から、歯周病から、また噛み合わせからなのかも含みます。
3か月から半年に一回は定期検診を受けましょう。
虫歯や歯周病の早期発見や虫歯や歯周病にならない為にやるべきことを教えてもらえるのでぜひ聞いてみてください。
例えば歯磨きの方法。患者さんが毎日上手に歯磨きができるように個別に正しいセルフケアの方法をお伝え致します。私たち衛生士は患者さんのデンタルIQを上げて虫歯や歯周病にならないように患者様自身でケアできるようにいろいろお伝えしていくこともお仕事の一つです。しかし毎日ケアを行ってもどうしても残ってしまうプラークを定期的に除去していくプロフェッショナルクリーニングも重要です。
その間隔は患者様のセルフケアの状態により異なります。
そしてその他歯磨き以外でも洗口剤やキシリトール、ロイテリ菌などうまく利用し食生活から生活習慣にまで及んだお話をさせていただく場合もございます。
虫歯治療や歯周病治療で何回も通ったり痛い思いや辛い思いをしなくていいように、担当の衛生士さんとぜひ二人三脚でお口の中から全身の健康を見直してみはいかがでしょうか。