ご予約・お問合せ

歯周病予防にキシリトールガムがいいって本当?

公開日:2016.12.07
更新日:2022.01.08

歯周病を予防するには、まず歯磨きが肝心です。しっかりその原因である歯垢を除去することが大切だからです。ただ、ガムを噛むことで、歯周病予防につながることもあります。

そこで、ガムを噛むことの効果や歯周病にいいガムなどをご紹介します。

ガムを噛む効果

ガムを噛むと、人はそしゃく回数が増えることで、脳が活性化し、唾液の分泌量が増えます。普通の食事と比べて、ガムを噛む回数は格段に高いので、咀嚼の効果が存分に得られます。

一つのガムで約500回は噛むといわれています。

ガムを噛んでいる最中は、とくに甘いガムになると、唾液の分泌が高まるので、口の中を中和してくれます。

そもそも、唾液には、歯の「再石灰化」を促す成分が含まれているため、分泌が多いほど虫歯になりにくくなります。

虫歯は、虫歯菌が歯を溶かす、つまり「脱灰(だっかい)」というものからはじまります。脱灰とは、歯の表面のエナメル質が溶け出すことを指します。そして、このように溶け出したカルシウムなどのミネラルは、唾液中に含まれているため、歯に付着することで、その溶け出たミネラル分が戻るのです。これを脱灰に対して、再石灰化と呼びます。

ガムを噛むと多く出る唾液は、このように虫歯予防に効果的に働くのです。

歯周病予防にいい理由

ガムを噛むことは、歯周病予防にもつながります。

直接的に効果を上げたい場合、キシリトール濃度の高いガムを噛むといいといわれます。キシリトールとは糖アルコールの一つですが、虫歯の原因にならないといわれています。よって、多くのガムに含まれています。甘いのでガムとしても噛みやすいのです。

また、キシリトールの効果は、まだまだあります。実は、歯垢を取りやすくする効果があるのです。また、歯垢がつくられるのを防止する効果もあるといわれています。よって、キシリトールのガムを噛むことで、歯周病の原因である歯垢を減らすことができるのです。

一日3食の毎食後に、キシリトールガムを噛むといいでしょう。

代表的なキシリトールガム

では、具体的に、どんな商品があるのかをみていきましょう。

歯科専用キシリトールガム/ロッテ

歯科医院で売られています。キシリトール100%なので、虫歯予防のために必要な1日の量を得られます。市販品と比べて硬いため、唾液の分泌量も高まると言われています。

キシリトールタブレット/ロッテ

ガムを噛めない治療中にオススメです。飴が好きな人は、このキシリトールタブレットに変更して歯周病・虫歯予防に励んでみませんか?

いかがでしたか?ガムは虫歯や歯周病予防に有効です。ぜひ実践してみましょう。

この記事をシェアする